コラム

024:課題解決とマネタイズは両方から掘らないと

こんにちは。

更新が滞っててすいません。

先日、自社で新規事業アイデアコンテストがあり、その審査員をやらせていただきました。

事前審査を通過してきた3案件が最終審査に登場しました。

1次審査項目は『誰の』 『どんな課題を』『なぜあなたが解決したいのか』

2次審査項目は『どうやって課題を解決するのか(ソリューション)』

そして最終審査項目は『どうやってマネタイズするか』

さすがに、2次審査を潜り抜けてきただけあって、課題は明確だし、なぜ起案者が解決したいのかについてもとても共感できました。

がっ!

がっ!

ですよ。

ソリューションがやっぱり惜しい。

そしてそのソリューションに対するマネタイズプランが、また惜しい。

ダブル惜しいで合わせ技一本です。(柔道ルール変更になりますが)

審査会でもコメントしたのですが、本当にもったいない。

この世の中に解決されるべきなのに解決されてない課題なんて2億個ぐらいあって、一方でマネタイズ可能なソリューションも5000万個ぐらいあって、本来であれば、その2億個の一つとマネタイズ可能なソリューションの一つが出会って、課題解決ビジネスになるわけですが、これが普通に考えてては成り立たないと思うのです。だから新規事業は難しい。

どういうことかというと、あまりにも明確な課題が世の中で残されている場合ってシチュエーション的にはどっちかなんです。

1)いいソリューションがない(技術面、法律やルール面、慣習・文化面)

2)ソリューションはあるが大して儲からない

今回の審査の方法で行くと、大体はめちゃめちゃ目立ってたり、痛みが大きな課題に注目し、それを解こうとするわけなので、そんなに目立ってる、痛い課題って、上記2つにばっちりはまってるんです。大概は。

なので、課題は課題で見つけたとして、勝負はここからで、どうして今までいいソリューションがなかったのに「あなたはそれを解けるのか」の魔法と、「この会社がやりたくなるほど儲かるマネタイズプラン」の二重の魔法をかけろというトンデモない難易度の高いオーダーなわけです。

まあ基本的にはムリゲーなので、よほどの魔法使いじゃないと解けません。頑張りでどうにかなる問題ではありません。ユーザーの声をどれだけ聞こうが、識者にどれだけヒアリングしようが、魔法を使わないと解けません。

魔法のコツは「バイアスブレイク」だったりするのですが、それに加えて僕がコメントしたのが「トンネルを両方から掘る」ということです。

普通、課題特定→ソリューション立案→マネタイズという順番で考えるのが正しそうですが、これで上手くいく課題って大した課題ではなくて、本当に大きな課題をビジネスとして解きたければ、課題特定からトンネルを掘るのと同時に、マネタイズ側からもトンネルを掘って、奇跡的に両方のトンネルが出会うように魔法を使わなきゃ、うまくいかないと思います。

人がお金を払う「対象」「払い方」についての引き出しを死ぬほどたくさん持っておいて、今回の課題を解くためのソリューションをマネタイズ側からも考えないと絶対に整わないと思うのです。

んー、良い例えかどうか自信ないですが、例えば、転職活動する際に「自分の課題や希望を100%書き出して、それに当てはまる求人を探そうとする」アプローチって絶対にうまくいかないじゃないですか。青い鳥症候群になるから。

正しくは、世の中の求人の相場感を知りながら落としどころを決めていくじゃないですか。つまり自分の希望からトンネル掘るのと、企業側の求人ニーズ側からもトンネル掘らないと解決しない問題なんです。

これと全く同じで、新規事業も「課題からのアプローチ」と「マネタイズからのアプローチ」を同時に編集し続けないと解けない問題なんです。

意外とこの事って誰も教えてくれないので、正直に片側からだけトンネルを掘って、全然整わない検討をし続けることが多いので気を付けてください。

今日は、新規事業検討のアプローチ方法に関する注意事項でした。

それでは!

 

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA