コラム 書籍紹介

017:実験のクリエイティビティこそが命

みなさま、明けましておめでとうございます。

この企画道ブログも何とか17回まで続けてこれました。017号という表記法をとっているため、連番キャパ的には999号までは続けられることを嬉しく思います^^;

さて、新年一発目は、ふと10年前ぐらいに読んで影響を受けて、その後何度も読み直しているこの本を読み直して、改めて思ったことを書いてみたいと思います。

 

私は、3年前までは役職の無い、ただのイチ企画マンでしたが、2014年度にマネージャーになり、2015年度に部長になり、そして2016年度から執行役員として働かせていただいています。何という短期間に昇進してんだ?と思われるかもしれませんが、その昇進のきっかけになったのが、2013年度での働きっぷりだと思ってます。

2013年度以降と、それまでの私とで一番変わったことは何か?それが今回お伝えしたいことです。

2013年度までの私は、企画と言えば、一発一発をどう当てるかが勝負だと考えており、一番イケてるアイデアを思いついた企画マンのアイデアを実現すればいいと思ってました。だから、自分の頭の中で考えているベストの企画を練って練って練って、色んな人にぶつけて、理解されなければ、理解してくれない人が悪いと考え、どうやれば伝わるんだろうかとパワポを何度も書き直してました。

それが2013年度からはガラッと変わりました。どう変わったか詳細はこちらのレポートをご覧いただければと思いますが、一言でいうと、企画の仕事の中心が「実験」に変わりました。企画そのものの筋ももちろん大事ですが、その上で「実験のマネジメント」をすることで、結果的にイノベーションを実現することができたのです。

従来の大企業でのビジネス開発プロセスは以下のような形をとっていた(もちろん弊社も)のを、完全にリーン型のビジネス開発プロセスに変えました。

その結果、次から次へと打ち出す企画が当たり(そりゃそうですよね、たくさん実験してうまくいくことが証明された企画だけを起案して本番実装してるんですから^^;)、大きな成果を残すことができました。

つまり、比較的大きな企業でもリーン型のビジネス開発プロセスは実行できるし、それによって成果を出せるということを証明したんです。

その成果を認めていただき、今は執行役員という大役を務めさせていただいているわけです。そして、そうは言ってもイチメンバーとして実験をこっそり仕込むのってスゲー大変だったので、執行役員になれば、もっと楽に実験を推奨し、もっと楽にビジネス開発ができると信じ込んでいたわけです。

がっ!

がっ!

ですよ。何度も言いますけど、

がっ!

ですよ、全然そんなことなかったんですよ。

2013年度は、事業の状態はそこまで悪くなくって、企画自体にあんまり期待されてなかったから、こっそり実験も仕込めたし、大きな成果を出すこともできたんですが、2014年度から担当した別の事業は、競合他社に激しく迫られていて、会社全体、いやグループ会社全体から「大丈夫か?やばいんじゃないか?」ととても心配されている状態でのリリーフとなったわけです。

まあ、そうなると当然、事業復活までの青写真というか、骨太の「戦略」を描くことを求められるわけで、いっぱい実験させてくださいなんて打ち出したら「そもそも課題は何なんだ?何か年計画で復活させるのかスケジュールに落とせ」と普通に迫られるわけです。

どれだけ、2013年度に成果を出そうとも、そのやり方ははっきり言うと、会社組織に成功体験として刻まれているわけではないので、組織は「正しい戦略」を描き「正しく実行する」ことを志向するわけです。

もう、こうなると「実験によってイノベーションを起こし、イノベーションの連続によって戦略を描く」派の私としては、居る意味がないじゃないか?ぐらい不慣れなことをすることになるわけです。

しかし、先ほども言いましたが、事業の状態がそれどころじゃない状態では、まずは分かりやすい正しい戦略を愚直に実行することでどん底を抜け出し、どん底を抜け出す際にできるほんの少しの余力を実験に割り振り、その実験から見えてくることから次の実験を仕込み、イノベーションの礎にしていく。そんな必死仕込みを今やっているわけです。

思い起こせば、2013年度の時も短期の打ち手は別の誰かがやってくれている間に、私は中期の仕込みのための実験に集中できたわけで、執行役員になった今は、そのどちらもを自分の配下で行わなければいけないだけだと気付くわけです。

事業は、もちろん中長期でのイノベーションを起こしていかないと生き残っていけないのはもちろんですが、短期の財務も達成しないと、マーケットにではなくて、株主から生かしておいてもらえないものです。両方どちらも手を抜けないのです。

本来であれば、中長期のイノベーションがバンバン当たり続けているサイクルに入れば、短期財務は達成し続けるので問題ないのですが、短期が苦しい中で、中長期の仕込みもしながら進むのは本当に難しいことだということを今は経験させていただいています。

一日も早く、実験のクリエイティビティに集中して企画を生み出せる組織になれるよに、今は両利きの事業マネジメントに集中したいと思います。

2017年度は、飛躍の年にしたいです。そのための仕込みの残り3か月。一生懸命頑張ります。今に見てろよ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!

今年も一年よろしくお願いします。

そいでは!

※企画道ブログにリクエストしたいテーマがあればコメント欄に書いてください!

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