004:やりがちな企画の失敗事例-企画プロセス実況中継-1

こんにちは。

今回は「企画を考えるためのプロセス」について、例題を使って実践的にお伝えできればと思います。

どうでもいいですがこの投稿のタイトル「企画プロレス」に見えますねw
「実況中継」という言葉の持つ強さですね。

早速ですが、ちょっと考えてみてください。

img_5249

ちょっと考えてみてください。

 

最初にあなたがやろうとしたことは何でしょうか?

 

  • キャリアアドバイザーのアドバイス内容をチェックする
  • 増やしたキャリアアドバイザーの質をチェックする
  • 実施してる就職ガイダンスの内容について詳しく調べる
  • 就職率の落ちてるセグメントがどんな学生なのかを分析する
  • 他大学の就職率がどうなってるか分析する
  • A大学が具体的にやってる打ち手を全て把握し、効果があるものとないもので仕分ける
  • A大学の就職率が落ちてる原因を外部要因と内部要因に分けて整理する
  • 就職率を伸ばしてる大学の打ち手を調べてA大学がまだやってないことをリストアップする
  • 就職率の定義を再度確認する
  • どの程度まで就職率を回復させればいいのかの目標値をA大学に確認する

 

こんな感じでしょうか?

この例題は、今年弊社が実施した社会課題解決型の実践型インターンシップの中で私が事前企画講座の講師ををやらせていただいた時に学生の皆さんに出題した例題です。

実はこの問題には裏設定がありまして、それを懐にしたためて講座に臨んだのですが、学生30人ぐらいから出てきたのは、やはり上記のような内容でした。

【裏設定】

  • 東洋経済が発表する大学の就職率ランキングで、昨年初めてワースト20に入ってしまったA大学
  • それを見た経済界の大御所のOBから大学学長に直接連絡が入る
  • 「母校がここまで落ちぶれるのを見ていられない、この現状を改善しない限り、寄付金の金額を考えさせてもらう」とのこと
  • この大御所OBはA大学の寄付金の実に1/3を占める金額を寄付いただいている方
  • ただでさえ老朽化が進むA大学のキャンパスのメンテナンスに充てられている寄付金の金額がこれ以上減ることは、大学キャンパスの景観を損ない、新規入学者の減少による学費収入の減少というバッドサイクルに入る
  • 学長としては何としてもこのOBのご不満を解消したく、キャリアセンター長に「就職率を早急に何とかしろ」という命令が下った
  • キャリアセンターとしては、就職ガイダンスの数を増やしたり、キャリアドバイザーの数を増やしたりしたけど、就職率の結果はあまり改善せず
  • 困ったキャリアセンター長はコンサルタントである私に相談してくれている

というシチュエーションです。

 

さて、このネタ晴らしを聞いた後、本当に最初に皆さんがすべきだったことは何だったでしょうか?

次回は、インターンシップの学生に伝えた、企画を立てる際に最初にすべきプロセスについて解説します。

 

そいでは!

【今日の「細かすぎて伝わらない思考」】

動物を人間に模した漫画がたまにありますが(例:ドラゴンボールのウーロンとかカリン様とか)、耳が頭の上についている動物にスマホで電話させるときに解決不能な矛盾が生じる。ちなみにスマホで音楽を聴く時はイヤホンを頭の上の耳に刺せばいいので、電話のシーンの絶望感を予見できない 。

※企画道ブログにリクエストしたいテーマがあればコメント欄に書いてください!

 

Follow me!

004:やりがちな企画の失敗事例-企画プロセス実況中継-1” に対して 2 件のコメントがあります

  1. 匿名 より:

    規模が拡大するに従い停滞する組織の特徴と、そんな組織に必要な企画力とは何か?
    考えを伺いたいです!

    1. hshingo より:

      「規模が拡大するに従い停滞する組織」というのは「新しいことが生まれにくくなる」ということでしょうか。それは当然のことで、大きくなると、全体を動かすためにルール、仕組みが必要で、ルール、仕組みが増えれば、それは自由度が減るので当然、新しいことが生まれにくくなります。一方でそんな組織に必要な企画力と言いますと、Innovationのスキルでは、より、現状のルールがあることによって失われてしまっている価値を生み出そうというポイントに注目する天邪鬼的な眼が必要になりますし、Executionのスキルでは、ルールや仕組みを柔らかく破壊する政治的な動きも必要になるので、かなり難易度は高くなるという認識です。その代わり、大きな組織で企画が通った時の社会に与えるインパクトは大きいので、必要な投資という認識です。

この投稿はコメントできません。